まずはぜんしんを知りたい方へ
わたしたちの考える自立とは
悩みや困難に向き合えた結果、心にゆとりが生まれ、自身の可能性を信じられるようになります。その上で、復学・進学・就労等に至ることも自立ですが、経済的な自立は最終的なものとします。先ずは、元気になり(気力が高まり)、自信を培うといった精神的な自立プロセスを経て、その先にある多様な生き方を本人が納得して選び、務め上げることを自立と考えています。
代表あいさつ
NPO法人ぜんしん 理事長 柳川 涼司
「不登校・ひきこもり・ニート問題で悩みを抱えているみなさん。「NPO法人ぜんしん」は、元不登校・ひきこもり当事者が中心となり、意見交換などが自由にできる「居場所」を設け、復学・進学・就労といった自立を支援しています。自分のペースで歩み始めるみなさんに寄り添いながらステップアップして頂けるプログラムをご用意しております。まずは、うつむいた気分から元気になって頂きたい。そして、気づきを得ながら、自分の未来を少しずつ描いて頂けるように支援いたします。
代表プロフィール
[不登校・ひきこもり等の経験者、産業カウンセラー、心理相談員、キャリアコンサルタント(国家資格)]
高校時代にゲームに没頭、日本一の記録を獲得するも学業不振から不登校、ひきこもりに陥る。
復学を果し、大学を卒業後、商社勤務等を経て、内閣府社会起業プランコンテストに応募。自らの回復経験を理論化した「ゲーム理論による引きこもり支援」で最優秀賞を受賞し、2011年に『NPO法人ぜんしん』を設立する。
以来、当事者親子向けの「居場所」を提供し、若者の自立を支援している。
パソコン講座講師、講演活動に加え、悩みを抱える当事者親子のご家庭等に伺う、訪問支援/個別相談にも力を注いでいる。
2019年から「平塚市市民活動推進委員」を務め、市民活動団体ほかへボランタリー活動等の助言も行っている。
自立支援 5つの特徴
ぜんしんの強みは、過去にひきこもりを経験したスタッフが直接話を聞き、参加者に寄り添って支援を行う点です。
また、ゲーム・PC依存の経験も持つ代表が、ゲームのメリット・デメリットを考え、コミュニケーション向上のきっかけ作りにゲームの活用も行っています。
当事者性
参加者が自分らしく自立できるよう、元不登校、ひきこもり経験者ならではの視点で
「居場所」の提供
参加者がくつろぎ、成長し、自立できる居場所の提供
ゲーム感覚の支援
若者が参加しやすい仕組みとしてゲームを活用したプログラムを提供する。一方、ゲーム依存の解消に向けた助言、相談にも応じる。
※ゲーム感覚の支援とは、課題を細分化し、ゲームの場面をクリアしていくように、目の前の課題から一歩ずつ取り組んでいくことです。4つのステップと10の分類による支援内容に対応。
支援内容をカスタマイズ
決められたプログラムではなく、悩みを抱える親子それぞれの状況に合わせて支援内容を作成
関係機関との連携支援
県内の保健・医療機関等から当事者親子のご紹介を受け、必要に応じてケースワーカー様らと情報を共有しながら支援を展開中
ぜんしんでは、これらの特徴をもとに「4ステップ10分類の支援内容」を設けて、自立を支援しています!
回復事例
高校生をはじめ、20代~50代の方が過去に私たちが開催する当事者の集い(「居場所」)やPC講座などの支援活動イベントへの参加をきっかけに、復学や就業に至っています。参加者の皆様が一歩ずつ進んでいった回復の事例をご紹介しています。
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ゲームに熱中して昼夜逆転の生活に陥り、ひきこもっていた30代男性 (朝日新聞掲載)
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コミュニケーションが苦手で、就労に自信が持てなかった20代男性 (H28年5月から参加)
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高校時代にいじめに加担してしまったことで心を痛め、不登校に。10年ひきこもった20代男性 (H30年1月から参加)
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2011年10月から2015年の参加者の回復例(高校生、20代、30代)